物忘れ外来(パーキンソン病含む)
外来診察時間
特殊外来(新谷)
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物忘れ外来のご案内
物忘れが頻回になり、認知機能が低下すると認知症に至ります。
日常生活において物忘れが目立つようなら「物忘れ外来」を受診し、認知機能検査等を受けることで早期の診断及び治療が有効です。
それでは、どのくらい認知症や軽度認知障害の人がいるでしょうか?
社会の超高齢化に伴い、認知症の人は急増しています。
最近のデ-タでは、65歳以上の約15%が認知症であるといわれ、軽度認知障害を併せると30%近くに達することがわかっています。
85歳~89歳になると60%以上、90歳以上では80%以上の人が認知症または軽度認知障害になっています。
高齢になれば、誰でも認知症になる可能性が高いのです。
認知症や軽度認知障害の原因には様々な病気があり、その中でも一番多いのはアルツハイマ-病という病気で認知症の60%以上を占めます。
次いで多いのが、レビ-小体型認知症・脳血管性認知症と言われています。
大切な点は、原因の病気によって治療法や予防法が異なるということです。
そのため、できるだけ早く発見して、原因になっている病気をつきとめ、適切な方針を立てることが大切です。
『物忘れ』が心配になったら、『物忘れ外来』へ。 なるべく早めに受診することを、お勧めします。
専門医のご紹介
新谷 雅司(当院 総副院長)昭和55年卒
- ・医学博士
- ・日本内科学会 認定医・総合内科専門医
- ・日本東洋医学会 専門医
- ・日本東洋医学会 専門医
- ・日本老年精神医学会 専門医・指導医
- ・日本頭痛学会 専門医・指導医
- ・大阪市立大学医学部 卒後教育センター 非常勤講師
山本第三病院 総副院長
「認知症診断の流れ」(言語聴覚士による検査)
言語聴覚士は、言語や聴覚・音声・認知・発達・摂食・嚥下に関わる障害に対して、その発現メカニズムを明らかにして対処法を見出すために、検査と評価を実施し、必要に応じて訓練や指導・支援などを行う専門職です。
リハビリ室
(STへ認知症検査オーダー)
ミニメンタルステート(MMSE)検査
コース立方体組み合わせテスト(WAIS-III)
大阪府警察本部交通部(運転免許課)より依頼の認知機能検査平成29年3月実施 管轄内テスト:100点満点中49点未満で「認知症のおそれ」があるため専門医の診断が必要となります。
▲ 検査風景
▲ 検査風景
にしなりオレンジチームのご紹介
にしなりオレンジチームとは
医療・介護・福祉の専門職と認知症サポート医が、認知症の早期発見・早期対応を行う専門チームです。
認知症になっても本人の意思が尊重され、住み慣れたところで自分らしく生活できることを目的に、医療・介護福祉の専門職がチームを組み、関わりの初期段階での支援を集中的におこなっています。
西成区では、玉出地域包括支援センターが「認知症強化型包括支援センター」として位置付けられています。
また、若年性認知症の方への支援や地域の認知症対応力向上にも取り組んでいます。
当院ではオレンジチームと連携し、認知症診断医療機関として「物忘れ外来」で認知機能検査を実施し、認知症診断と治療を行っています。
相談経過→地域の支援→診断・治療という流れについて、毎月オレンジチーム会議を開催しています。
「対象となる方は?」
40歳以上の西成区在住で認知症・物忘れの方や疑いのある方で
- 認知症の診断をうけていない方
- 継続的な医療を受けていない方
- 介護サービスに結びついていない、または中断している方
- 若年性認知症で、お悩みの方
上記対象の方で、認知症状にお悩みの方はにしなりオレンジチームまで、まずはお電話ください。