車椅子座位の調整を行いました。
介護老人保健施設はるかです。
老健にご入所される利用者様は病院を退院後に利用される方が多いです。病院での生活ではベッド上で寝ていることが多いのですが、老健でリハビリを行うことによりベッドから起きて生活する時間が拡大していきます。
今回は、退院後に老健でリハビリを行いベッド上の生活から車いすで座って生活できるようになった利用者様の座位調整について紹介します!
リハビリ生活を通じて少しずつ元気になってこられた利用者様ですが、円背や手足の拘縮があり、車いす上での座位姿勢が崩れがちでした。クッションなどを使用し姿勢を保とうと工夫しましたが、利用者様に車いすのサイズが合っていなかったようで車いすを変更することにしました。
介護職、看護職、リハビリ職、福祉用具の担当者様、ご家族様と検討し、車椅子を一回り小さいサイズで、円背に合わせて背面を調整出来るタイプに変更しました。これにより、座面の奥までしっかり座ることが出来、下を向きがちだった顔が自然に起き上がってきました。\(^o^)/
また、座って過ごす時間が増えているため車いすの座面にクッションを使用し安楽に座れるようにしました。座位が安定したことで、ご自身で食事摂取する意欲が見られるようになったり、発語が増えたように思います(*^^*)
ひとりひとりの利用者様に合った福祉用具の選定は、利用者様の生活を大きく変える事に繋がるのだと感じたケースでした。