山本第三病院|内科、外科、消化器内科、脳神経外科、整形外科、物忘れ外来、泌尿器科、循環器内科 - 大阪市西成区の総合病院

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山本第三病院|内科、外科、消化器内科、脳神経外科、整形外科、物忘れ外来、泌尿器科、循環器内科 - 大阪市西成区の総合病院

令和3年度 山本第三病院 指標

医療法における病院等の広告規制について(厚生労働省)

- 目次 -

年齢階級別退院患者数

年齢区分 0~ 10~ 20~ 30~ 40~ 50~ 60~ 70~ 80~ 90~
患者数 31 25 58 166 336 792 753 290

10歳代から入院されていますが、70歳以上の方が多く、これらの方で全体の約7割を占めています。
1番多い年代は、70歳代で全体の32.2%となり、次いで多いのが80歳代で全体の30.6%となっています。
これらの数値からも、地域の高齢化社会を反映しているものと考えられます。

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診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)

内科

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢
040081xx99x00x 誤嚥性肺炎 130 46.11 20.56 10 83.43
110310xx99xxxx 腎臓または尿路の感染症 113 47.03 13.14 11.5 83.92
100380xxxxxxxx 体液量減少症 81 22.17 10.66 12.35 77.19
060100xx01xxxx 小腸大腸の良性疾患(良性腫瘍を含む。) 65 3.31 2.65 0 69.2
050130xx9900xx 心不全 31 31.58 17.35 6.45 85.65

・『誤嚥性肺炎』が一番多い疾患となっています。高齢の患者様で嚥下の悪い方が誤嚥して発症するのが『誤嚥性肺炎』です。
当院では、誤嚥性肺炎の再発予防の為、嚥下機能訓練を積極的に行っています。

・2番目に多い疾患は、『腎臓または尿路の感染症』となっています。
腎臓などに細菌が感染する急性腎盂腎炎の方が多く、高齢の方に多い病気です。

・3番目に多い疾患は『体液量減少症』となっています。『体液量減少症』とは、脱水症のことです。
近年の高温化の影響で多くなっていると考えられます。

・4番目に多い疾患は、『小腸大腸の良性疾患』となっています。大腸の良性ポリープ等を内視鏡的に切除を行っています。

・5番目に多い疾患は、『心不全』となっています。
心不全とは、何らかの原因で、心臓の機能が悪くなる病気です。投薬・注射での治療が主になります。

・平均在院日数は、全国平均より長くなっていますが、当院は高齢の方が多く、疾患の再発が多くなり、入院期間が長くなる傾向にあります。

外科

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢
060035xx99x6xx 結腸(虫垂を含む。)の悪性腫瘍 52 3.13 4.54 0 69.33
060040xx99x70x 直腸肛門(直腸S状部から肛門)の悪性腫瘍 27 2.7 4.34 0 72
060040xx99x4xx 直腸肛門(直腸S状部から肛門)の悪性腫瘍 24 1.96 4.68 0 73.67
060035xx99x4xx 結腸(虫垂を含む。)の悪性腫瘍 22 2.91 4.64 0 65.09
060100xx01xxxx 小腸大腸の良性疾患(良性腫瘍を含む。) 19 3.11 2.65 0 75.74

・外科で1番と4番目に多い疾患が、『結腸(虫垂を含む)の悪性腫瘍』となっています。結腸がんに対して、抗がん剤を投与する化学療法を行っています。

・1番目と4番目の違いは、選定する抗がん剤の種類に違いがあります。

・2番目と3番目に多い疾患は、『直腸肛門(直腸S状部から肛門)の悪性腫瘍』となっています。直腸がんに対して、抗がん剤を投与する化学療法を行っています。こちらも、結腸がんの場合と同じく選定する抗がん剤により違いが生じています。

・5番目は、内科の4番目と同じで『小腸大腸の良性疾患』となっています。大腸の良性ポリープ等を内視鏡的に切除を行っています。

・平均在院日数は、『小腸大腸の良性疾患』以外は全国平均より短くなっております。スケジュールを組み、予定入院、予定退院とすることにより短くできていると考えます。

・当院では、患者様の体の負担の少ない腹腔鏡手術を積極的に行っています。

整形外科

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢
160800xx01xxxx 股関節・大腿近位の骨折 62 68.6 25.32 8.06 80.68
160690xx99xx0x 胸椎、腰椎以下骨折損傷(胸・腰髄損傷を含む。) 45 43.33 19.34 4.44 80.36
160720xx01xxxx 肩関節周辺の骨折・脱臼 23 33 14.64 0 72.09
160700xx97xx0x 鎖骨・肩甲骨の骨折 15 23.67 5.99 0 68.33
160820xx97xxxx 膝関節周辺の骨折・脱臼 14 13.64 6.87 0 64.64

・1番多い疾患は『股関節・大腿近位の骨折』の患者様で、転倒などにより受傷する場合が多いです。

 人工骨頭挿入術やγ-ネイルと呼ばれる髄内釘を使って骨折観血的手術を行います。

・2番目は『胸椎、腰椎以下骨折損傷(胸・腰髄損傷を含む)』が一番多くなっています。

 高齢の患者様が腰痛で受診され、骨折と診断される場合が多くなっています。

・3番目に多い疾患は、『肩関節周辺の骨折・脱臼』となっています。これは、上腕骨の肩に近い部分の骨折 などです。この疾患も、髄内釘などによる観血的手術が施行されます。

・4番目に多い疾患は、『鎖骨・肩胛骨の骨折』となつております。鎖骨は非常に骨折しやすい骨で、プレート等 による固定手術を行っております。

・5番目は、『膝関節周辺の骨折・脱臼』となっております。このあたりの骨も、転倒などにより骨折しやすい部位となつています。

・平均在院日数は、全国平均より長くなっています。高齢の方が多く、リハビリテーション治療や、回復期リハビリテーション病棟への転棟などで入院期間が長くなることもあります。

脳神経外科

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢
160100xx97x00x 頭蓋・頭蓋内損傷 27 40.52 9.78 0 81.37
010230xx99x00x てんかん 25 23.88 7.22 8 68.76
010060x2990401 脳梗塞(脳卒中発症3日目以内、かつ、JCS10未満) 19 31.95 15.63 0 72.11
160100xx99x00x 頭蓋・頭蓋内損傷 18 16.83 8.3 0 71.94
010060x2990201 脳梗塞(脳卒中発症3日目以内、かつ、JCS10未満) 16 36.19 15.57 0 75.38

・1番目と4番目が『頭蓋・頭蓋内損傷』となっています。頭部の打撲などで、頭蓋内に出血した場合です。1番目が手術を行っている場合で、4番目が手術を行っていない場合です。

手術としては、頭蓋内に出血した血を抜くなどの手術を行っています。出血の量などによっては手術を行わない症例も多くなっています。

・2番目は『てんかん』です。てんかんの発作を起こし、入院される患者様が多くなっています。

・3番目と5番目は『脳梗塞(脳卒中発症3日目以内、かつ、JCS10未満)』となっております。

双方の違いは、定義副賞病名の違いとなっています。早期にリハビリを行うことにより、より軽い後遺症で済むことが期待できます。手術をするケースは少なく、投薬や注射の薬物療法とリハビリテーション等で治療を行う場合が多いです。

・平均在院日数は、早期からのリハビリテーションを行っていますが、高齢の方が多く、全国平均より長くなっています。

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初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数

初発 再発 病期分類
基準(※)
版数
Stage I Stage II Stage III Stage IV 不明
胃癌 11 14 14 1 8
大腸癌 11 27 35 122 20 41 1 8
乳癌 1 8
肺癌 20 1 8
肝癌 1 8

1:UICC TNM分類,2:癌取扱い規約

・患者数で『-』となっているところは、10未満の場合です。

・癌の大きさと深達度や、リンパ節への転移・遠隔転移の有無などで、StageⅠ(早期)からStageⅣ(末期)に分類します。

・当院では、初発の5大癌のうち、大腸癌・胃癌・肺癌の順で患者様が多くなっています。肝癌、乳癌の患者様は、10未満となっています。

・大腸癌の患者様はStageⅣ(末期)の患者様が多くなっており、次いで多いのがStageⅢの患者様です。

・胃癌、肺癌もStageⅣ(末期)の患者様の割合が高くなっています。

・StageⅠ(早期)の患者様の割合は低いですが、内視鏡検査などにより,早期発見、早期治療を心がけております。

・他病院からの紹介患者様も多く、手術や化学療法など、患者様の状態に沿った治療をおこなっています。

・内視鏡的治療や、腹腔鏡下手術も積極的に行っており、消化器全域にわたって、広く診療をおこなっています。

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成人市中肺炎の重症度別患者数等

患者数 平均
在院日数
平均年齢
軽症 17 55
中等症 34 25.35 80.91
重症 78.33 86.11
超重症 142 88
不明

・患者数で『-』となっているところは、10未満の場合です。

・『市中肺炎』とは、病院以外で発症した肺炎のことです。

・当院では、中等症の患者様が多く、全体の70%となっています。

・重症度が上がるにつれ、平均年齢も高くなっていることが分かります。

・軽傷の患者様の平均在院日数は短くなっており、年齢が若く、早期に治療を開始すると、治るのも早いことが分かります。

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脳梗塞の患者数等

発症日から 患者数 平均在院日数 平均年齢 転院率
3日以内 103 56.73 77.56 3.25
その他 20 51.45 74.65 0

・当院での脳梗塞の患者様は発症から3日以内の急性期の方が多く、全体の84%となっています。
平均年齢も約77歳と高齢となっています。

・平均在院日数は、リハビリテーションを積極的に行う回復期リハビリテーション病棟へ転棟することにより、長くなっています。
当院は早期からリハビリテーションを行っており、早期の社会復帰を目指しています。

・転院率が低いことは、治療やリハビリテーションなどにより、自宅へ戻られた患者様が多いことを示しています。

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診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)

内科

Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢
K7211 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術(長径2cm未満) 77 2.17 10.91 6.49 70.49
K664 胃瘻造設術(経皮的内視鏡下胃瘻造設術、腹腔鏡下胃瘻造設術を含む) 25 47.92 60 40 85.32
K688 内視鏡的胆道ステント留置術 19 2.16 43.47 10.53 78.47
K6182 中心静脈注射用植込型カテーテル設置(頭頸部その他に設置した場合) 15 56.07 39.8 20 83.73
K654 内視鏡的消化管止血術 13 5 24.31 7.69 71.31

「Kコード」・・・ 診療報酬点数表の手術コードのこと
「術前日数」・・・入院日から手術日までの日数(手術日を含まない)
「術後日数」・・・手術日から退院日(転院日)までの日数(手術日は含まない)

・大腸ポリープに対する内視鏡手術が一番多くなっています。この手術は外科においても実施されていますが、件数では内科での件数が多くなっています。

・2番目は、経口摂取が不良のため、胃瘻を造設する手術が多くなっています。胃瘻とは、胃から直接栄養を摂取するカテーテルを取り付けることです。
術前日数と術後日数が長くなっていますが、この手術が目的で入院した場合ではなく、他の疾患で入院し、入院途中で嚥下機能低下などにより、胃瘻の造設が必要になったことや、療養病棟に転棟される方などで術前術後の日数が長くなっています。

・3番目は、結石や腫瘍により、胆道の通過障害が起こった場合に、ステントと呼ばれる筒を胆道に留置する手術です。

・4番目は、『中心静脈注射用埋込型カテーテル設置(頭頚部その他)』となっております。高カロリー輸液等を注入するためのカテーテルを積極的におこなっています。

・5番目は、『内視鏡的消化管止血術』となっています。胃潰瘍や直腸潰瘍での出血に対し、内視鏡により止血を行う手術です。転院率が低いことは、治療や、リハビリテーションなどにより、自宅へ戻られた患者様が多いことを示しております。

外科

Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢
K7211 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術(長径2cm未満) 24 2.04 12.71 0.00 76.88
K6113 抗悪性腫瘍剤静脈内持続注入用植込型カテーテル設置(頭頸部その他) 14 4.43 9.79 0.00 69
K672-2 腹腔鏡下胆嚢摘出術 13 2.77 12 0.00 65.15
K6182 中心静脈注射用植込型カテーテル設置(頭頸部その他に設置した場合) 7.13 19.5 50 81.63
K634 腹腔鏡下鼠径ヘルニア手術(両側) 0.43 13.29 0.00 74.86

・患者数で『-』となっているところは、10未満の場合です。

・外科でも、内科と同じく、大腸ポリープに対する手術が一番多くなっています。

・2番目は、『抗悪性腫瘍剤静脈持続注入用埋込型カテーテル設置(頭頚部その他)』となっています。抗がん剤治療を始めるにあたり、注入するためのカテーテルを埋め込む手術です。

・3番目は、『腹腔鏡下胆嚢摘出術』となっています。胆石などで胆嚢を腹腔鏡的に摘出する手術となっています。

・4番目は、内科と同じく『中心静脈注射用埋込型カテーテル設置(頭頚部その他)』となっております。

・5番目は、『腹腔鏡下鼠径ヘルニア手術(両側)』となっております。術前日数が短いのは、入院当日に手術を行う場合が多いからです。

整形外科

Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢
K0461 骨折観血的手術(大腿) 63 3.14 61.27 7.94 79.33
K0811 人工骨頭挿入術(股) 37 4.49 71.43 10.81 81.65
K0463 骨折観血的手術(足) 20 2.6 34.05 5 66.8
K0484 骨内異物(挿入物を含む。)除去物(足) 13 0.92 9 0 61.69
K0821 人工関節置換術(膝) 13 4.46 60.85 7.69 71.31

・1番目の『骨折観血的手術(大腿)』が多くなっています。Γ-ネイルという髄内釘での固定が多くなっています。

・2番目は、『人工骨頭挿入術(股)』となっています。この手術は、大腿骨頸部骨折に対して行われます。インプラントの骨頭を大腿骨の骨頭に置き換える手術です。この手術も術後日数が長くなっています。

・3番目は、『骨折観血的手術(足)』となっています。この手術は、踵の骨折などに対して行われます。転落などで受傷される場合が多いところです。

・4番目は、『骨内異物(挿入物を含む。)除去術(足)』です。骨折の手術を行ったときに、固定に使っていたプレートやスクリューを除去する手術です。固定術の1年後ぐらいを目処に行われます。

・5番目は、『人工関節置換術(膝)』となっています。変形性膝関節症などで膝の関節機能が損なわれているときに、人工の関節に置き換える手術となっています。

・4番目の骨内異物除去術以外は術後の日数が長くなっておりますが、当院では、患者様の年齢層が高いのもひとつの要因であると考えられます。

脳神経外科

Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢
K164-2 慢性硬膜下血腫洗浄・除去術(穿頭) 28 2.61 36.96 7.14 79.75
K1426 脊椎固定術、椎弓切除術、椎弓形成術(椎弓形成) 14 11 39.29 0 70.86
K1742 水頭症手術(シャント手術) 7.33 41.33 0.00 73.33
K664 胃瘻造設術(経皮的内視鏡下胃瘻造設術、腹腔鏡下胃瘻造設術を含む) 74.25 231.75 25 80.5
K1425 脊椎固定術、椎弓切除術、椎弓形成術(多椎間又は多椎弓の場合を含む。)(椎弓切除) 19.33 9.33 0 79.33

・患者数で『-』となっているところは、10未満の場合です。

・1番目は、『慢性硬膜下血腫洗浄・除去術(穿頭による)』となっています。慢性硬膜下血腫の患者様に対し、頭蓋内に小さな穴を開けて、血を抜きます。

・2番目は、『脊椎固定術、椎弓切除術、椎弓形成術(椎弓形成)』となっています。この手術は、頚部脊柱管狭窄症や頚椎椎間板ヘルニア、腰部脊柱管狭窄症や腰椎椎間板ヘルニアなどの脊椎の病気に対して行われる手術で、椎弓を後ろに切り開いて脊柱管を再形成することで脊髄の圧迫を取る手術です。

・3番目は、『水頭症手術(シャント手術)』となっています。水頭症とは、脳脊髄液の流れが悪くなり、新しく作られた脳脊髄液が溜まってしまう病気です。脳室にカテーテルを入れて、新たな経路を作る手術です。

・4番目は、内科の2番目と同じ、『胃瘻造設術(経皮的内視鏡下胃瘻造設術、腹腔鏡下胃瘻造設術を含む)』になっています。内科と同じく、療養病棟に転棟される方などで術前術後の日数が長くなっています。

・5番目は、『脊椎固定術、椎弓切除術、椎弓形成術(多椎間又は多椎弓の場合を含む。)(椎弓切除)』となっています。この手術は、頚部脊柱管狭窄症や頚椎椎間板ヘルニア、腰部脊柱管狭窄症や腰椎椎間板ヘルニアなどの脊椎の病気に対して行われる手術で、椎弓を切除することで脊髄の圧迫を取る手術です。

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その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)

DPC 傷病名 入院契機 症例数 発生率
130100 播種性血管内凝固症候群 同一 0.00
異なる 0.12
180010 敗血症 同一 0.12
異なる 0.12
180035 その他の真菌感染症 同一 0.00
異なる 0.04
180040 手術・処置等の合併症 同一 0.32
異なる 0.00

・患者数で『-』となっているところは、10未満の場合です。

・この指標にある『播種性血管内凝固症候群』と『敗血症』は、点数が高く設定されています。両疾患とも全身性の重篤な病気です。 入院の契機となった病名が、これらの病気と同一か異なるかを表しています。そして、その症例数と発生率を示しています。

・入院契機病名と異なる場合が多いのは、他の疾患で入院し、全身状態が悪化し、『播種性血管内凝固症候群』や『敗血症』 になった場合です。

・『播種性血管内凝固症候群』の入院契機病名と異なる場合は、肺炎などの呼吸器疾患や、脱水症などの内分泌疾患が多く、次いで 腎盃腎炎などの尿路系疾患となっております。

・『敗血症』の入院契機病名と同一の場合は、近隣の病院やかかりつけの診療所などからの紹介の患者様が重篤となり入院される場合です。 入院契機と異なる場合は、腎盃腎炎などの尿路系疾患が一番多く、次いで肺炎などの呼吸器系疾患となっており、この2つで大部分を占めます。

・『その他の真菌感染症』はカンジタ等の真菌感染症です。

・『手術・処置等の合併症』はカテーテル感染症等です。これは症例数が少なくなっていますが、すべてのケースで、入院契機と同じ病名で入院 されています。併症は術後等の感染症ですが、発生率は、入院契機病名と同一の場合で0.32%、異なる場合は0%と低くなっています。

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更新履歴

  • 2022年9月29日 新規作成